愛犬がご飯を食べる時には器に入れて与えている家庭が大半だと思いますが、ご飯を食べてくれない時があると思います。
そんな時にご飯を器から手に持って愛犬に差し出すと抵抗なく食べる事があると思いますが、手であげると食べてくれるからといって続けてしまうのはよくありません。
手でご飯をあげることに愛犬が慣れてしまい、器でご飯を食べてもらおうと思っても器では食べなくなってしまいます。
食べない事でまた飼い主が手でご飯をあげてしまうと「器の時にご飯を食べなければ、手でご飯をくれる」ということを学んでしまいます。
器でしかご飯を食べない子にならない為に初期段階で器で食べない理由を見つけ解決しておくべきです。
今回は器でご飯を食べなくなってしまった時の対処法を経験に基づいてお伝えしていきます。
目次
器では食べず手でご飯をあげると食べる理由
愛犬が器では食べないのに手であげると食べる理由として考えられることが3つあります。
- 器の問題
- 性格の問題
- ドッグフードの問題
間違った認識をしているといつまで経っても解決されないので注意しましょう。
器が怖いから器では食べずに手であげると食べる
1つ目の理由として器が怖いからご飯を食べたくても近づけないことが考えられます。
以前、マルプーのぽてまるはこのパターンでご飯を食べることが出来ませんでした。
当初はぽてまるが器を怖がっていることに気づかず、「なんでご飯を食べないの?」と想いながら手であげていました。
数回やるうちにドッグフードを手で上げている時にはしっかり食べることが出来るのに、器に入れると食べないことでドッグフードではなく器に要因があることに気づきました。
器の「何」が怖いのか考える
ドッグフード等のご飯を入れる器にも色々種類がありますが、愛犬が「何が苦手なのか?」を判断できるといいでしょう。
苦手の可能性があるものとして、色または音などがあります。
「色」については特にシルバーで鏡みたいに反射してしまうものが苦手であるワンちゃんが多いです。
犬の色彩感覚については人間ほどではないにしろ、青や黄などは判別できているのではないかといわれています。
ご飯を食べに近づくと器に反射する自分の姿が映り込むことで、ご飯があるところで動いている存在がいる…分からないから怖いといったことになります。
「音」については器と土台が分離している器に特に多いですが、土台に器を乗せる時に軽く音が鳴ることがあります。
土台に器を置く音が怖いと感じる犬も少なくありません。
色や音が原因の場合には音が鳴りにくく、反射しない器を使うと良いでしょう。
ワガママで器で食べずに手で上げると食べる
ワガママで器では食べないワンちゃんも少なくありません。
飼い主が手でご飯をあげることが悪いとは言いませんが、やり過ぎると手からしかご飯を食べることが出来ないワンちゃんに育っていきます。
飼い主の手からご飯を食べるという行動は飼い主に甘えている行動になります。
犬は賢いので器で食べなければ飼い主が手で食べさせてくれると学んでしまい、器で食べることをしなくなってしまいます。
薬を飲ませなくてはいけない、全くご飯を食べてくれないなど状況に応じて必ず食べて欲しいタイミングでは手で与えても問題はありませんが頻度には気をつけておきましょう。
ワガママの場合には「根気」との勝負
愛犬が甘えていることに味を占めて器ではご飯を食べなくなってしまった場合には、直すのには根気が要ります。
最初は食べないと可哀想という親心は封印し、心を鬼にしてご飯を食べなくても手で与えてはいけません。
器に入れたものを準備し与え、食べないようであれば下げましょう。
食べなければ下げられてしまう事を認識させ、ご飯を食べるようになったら精いっぱい褒めてあげましょう。
ただし子犬の場合には成長期という事もあり缶詰やふりかけなどを使用して、器でご飯を食べるといいことがあると学ばせていく事も一つの手段です。
缶詰やふりかけも与えすぎると缶詰やふりかけがないと食べなくなるので注意です。
慣れないフードだから器で食べずに手で上げると食べる
最後にゴッグフードを変えたことで食べなくなってしまった場合です。
新しいドッグフードに変えると匂いなどで今までとは異なる食べ物と感じてしまい、食べることが出来なくなってしまうワンちゃんも多いです。
飼い主が手で与えることで安心感が増すことで食べてくれるようになりますが、そのことでご飯を食べなければ手でもらえることを学んでしまう可能性が高いです。
以前のフードを混ぜてあげて「徐々」に変えていく
新しいドッグフードに切り替えたことで匂いがいつもと違うことで不安で食べないが、飼い主の手からであれば安心して食べることが出来ます。
飼い主も手からであれば愛犬がご飯を食べてくれるという安心感から継続してあげてしまう事で、愛犬が学んでしまい器からは食べない事ようになってしまいます。
ドッグフードについては変更する場合には、変更前のドッグフードが無くなる前に新しいドッグフードを購入し少しずつ混ぜて与えることが必要です。
いきなり新しいドッグフードに切り替えると愛犬の腸内も新しいドックフードに対して上手く機能せず下痢になることがあります。
健康面を考えても変更をする時には慎重になる必要があり、いきなり変更することは良くないので注意してください。
まとめ
犬がご飯を器では食べずに手であげると食べる場合には3つの要因が考えられました。
- 器の問題
- 性格の問題
- ドッグフードの問題
器の問題であればどんな器が苦手なのか?また器を変える時にどんな器に変えるべきなのかを判断してから新しい器を購入してあげましょう。
性格の問題については可哀想と思う気持ちを持ちながらも愛犬のためを思って手で上げる行為をやめるようにしましょう。
一番やってはいけないことは食べない事を叱る事であり、食べない要因を見つけてあげることが飼い主の責任になります。
手で与えることも悪い事ではないのでタイミングと頻度に気をつけながら愛犬をたくさん甘えさせてあげて共に成長していけるようにしていきましょう。
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