今一緒に生活している愛犬のぽてまるともちまるは2頭ともMIX犬のマルプーです。
マルプーと暮らしていて苦労した事や気をつける事、楽しい事など含めて大変だったことが経験したからこそ分かることをご紹介します。
今マルプーを迎え入れようとかどうか悩んでいる方がいたら参考にしてもらい、マルプーを飼うきっかけになってくれたら嬉しいです。
マルプーを飼うことは大変なことももちろん多いですが、あらかじめ知っておくことで気持ちの余裕ができると思います。
そしてマルプーを飼う方が1人でも増えてくれれば嬉しいです。
目次
マルプーのお世話が大変かの前に…
マルプーとはマルチーズとトイプードルのミックス犬で、何といってもマルプーの顔って丸くて可愛いです。
ミックス犬ランキングでも堂々1位を獲得。(参照 INUNAVI)
顔がトイプードル寄りかマルチーズ寄りかは大きくなってみないと分からないのでほぼ運ですが、一般的には母親の犬種に近づいていくと言われています。
色は大きく分けてホワイト系、アプリコット系、ブラック系、ブラウン系の4タイプに分かれますが、単色ではなく2色になる子も多いです。
部分的に異なる色の子は耳だけ色が違ったり、お腹周りだけ異なったりとオリジナリティが生まれてくるので、なお愛着が湧いてきますね。
マルプーの特徴① 抜け毛が少ない
マルプーは元々抜け毛が少ないトイプードルとマルチーズのMIX犬なので抜け毛が少なく、掃除するのが苦労しません。
もちろん全く抜け毛が無いことはないですが、一般的に抜け毛が多いミニチュアダックスフンドなどと比べると遥かに少ない抜け毛の量になります。
犬を飼うにあたりソファやラグマット、洋服などに付いた抜け毛の後片付け程大変なものはありませんし、抜け毛が少ないことはありがたいですね。
マルプーの特徴② 賢い
マルプーは一般的に賢いといわれていて、特にマルチーズ寄りのマルプーに関しては賢さは高いと言えるでしょう。
日常のコマンドとして知られている「待て、お座り、ハウス、お手、トイレ」などは1ヶ月くらいでほぼマスターで出来ます。
頭が良い分しっかり躾やコマンドを教えないといたずらをしたり、人の嫌なことをしてかまってもらおうとする犬に育ってしまいます。
もちろん失敗もすることもありますが、気長にそして根気強くやり良い関係性を築きましょう。
マルプーの特徴③ 人懐っこい
トイプードル寄りのマルプーの場合には警戒心がそこまで高くなく、人が好きな子が多いのでコミュニケーション力が高いです。
家に知らない人が来ても自分から構ってもらいに行くことが多い犬種ですが、気の強いマルチーズの性格を寄り濃く受け継いでいる犬は少し注意も必要かもしれません。
マルチーズ寄りの犬の場合には、気が強いこともあり威嚇することや警戒することもたまに見られることがいます。
マルプーの特徴④ 活発
トイプードル寄りのマルプーの場合には、活発で遊びたがりの性格の子が多いでしょう。
陽気で活発なので遊ぶことが大好きですので、1日1回は遊んであげる時間を作ってあげるとコミュニケーションも取れて信頼関係も築くことができてきます。
マルプーと生活すると大変なこと
そんな可愛くて賢いマルプーにも一緒に生活すると大変だと感じる部分は4つあります。
特に初めて飼う方には、「え?こんなイメージじゃなかった」「大変だな」と思うタイミングが多い事も事実です。
そこでマルプーを迎え入れる前にマルプーと生活してみて大変だと思った5つの事を理解した上でマルプーを迎え入れるとギャップに感じることも少なくなります。
大変なこと① よく吠える
仔犬の段階でしつけをしっかりとやっておく必要アリ
マルプーは音に敏感で吠えることが多くあり、その中でも特に突然の音に敏感でなることが多い傾向にあります。
インターホンの音や物が落ちた音など普段あまり耳にしない音がなったりすると反応して吠える子が多くいたり、飼い主さんがお出かけから帰って来たときに玄関を開けたり扉を開け閉めする音で嬉しくなり吠えることが多いです。
特に2頭飼っていると片方が吠え始めるとその声に反応してもう片方も吠え始めるので注意しなくてはいけません。
大変なこと② パテラ
高いところから飛び降りたり、ジャンプさせたりしない
小型犬を飼った経験のある方なら一度は耳にしたこともあるパテラです。
正式名称は膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)といい、膝にあるお皿の骨が正常の位置からズレてしまう症状のことをいいます。
症状の進行具合からグレード1からグレード4まであり残念ながらほぼ治ることなく、特にグレード2以上は難しい上に手術が必要な場合もあります。
迎え入れる段階で既にパテラと判明している子もいますし、迎え入れた後に症状が出始める子もいます。
もともと活発な子が多いマルプーですので飼い主さんがおもちゃやおやつを持って歩いていたりするとジャンプをしたがったり、ソファなどから飛び降りたりすることもあります。
特にソファは飛び降りる事に慣れさせる前に階段を設置することをおすすめします。
ステップと呼ばれている小さな階段を置くことでマルプーの膝に負担をかけることなく、ソファから降りることが可能になります。
大変なこと③ 涙やけ
涙やけは自然と治ることは少なく、その子にあったフードやケアをする必要がある
涙やけも小型犬の比較的多くの子が悩んでいる症状です。
小型犬の中でもマルチーズ・トイプードル・シーズー・パグ・チワワ・ダックスなどが特にみられることが多くあります。
涙やけとは何らかしらの理由で涙があふれ出る状態になっており、涙が被毛に付着し酸化することで赤茶色の色に変色してしまう状態にことを言います。
直接身体に害はないですが、菌が繁殖してしまうこともあり衛生面でもよくないと言われています。
鼻涙管といって目から鼻へ通っている管が詰まり、涙が通らなくなってしまっている為、涙やけが発生している可能性もあります。
涙やけを改善したい場合にはドッグフードを変更したり、ケア用品をしようする必要があります。
大変なこと④ 耳掃除
梅雨の時期は特に定期的に耳掃除をする必要がある
マルプーは耳が垂れている犬種になるのですぐ汚れが溜まりますから耳の掃除もかかせません。
日本は湿度が高めな土地柄もあるので湿気が耳の空間に溜まり細菌が増殖しますので、月に1回の頻度くらいでは定期的に耳掃除をしないと外耳炎になる可能性が高いです。
耳掃除グッズなどはこちらを使用しています。
2頭のマルプー「ぽてまる・もちまる」は大変だったのか
我が家では2頭のマルプーを飼っていて姉がぽてまる、妹がもちまる、2022年8月現在でぽてまる1歳5か月、もちまる1歳3ヶ月です。
ある程度成長してきていることでだいぶ性格に違いも出てきましたのでご紹介いたします。
ぽてまるの特徴
小さいときは濃い目のアプリコットで、大きくなるにつれて薄いアプリコットに変わってトイプードルの様に被毛がくるくるしています。
性格は大人しく優しいタイプで吠えることもほぼないです。
飼い主の状況はお構いなしで寝てるものなら顔をひたすら舐めることで「かまってよ」と攻撃しますし、ロープ遊びが大好き一度始まるとなかなかやめません。
両親は母親がマルチーズ、父親がトイプードルから生まれました。
もちまるの特徴
もちまるは小さい時からホワイトで今も真っ白の被毛は変わらずで、もともと直毛だったのですが今も変わらず直毛をキープしています。
性格は好奇心旺盛でワガママタイプです。でも頭が良く、理解力が高く、飼い主が寝てるときは隣で一緒に寝ることが多いです。
好奇心旺盛なのでソファなど高いところから飛びたり、登ったりすることもあるのでステップが大変重宝しています。
もちまるは迎え入れる時はパテラのグレード1と診断されていますが、家の中もドッグランでも所狭しと走り回っていますので、大きな心配もしていません。
1歳3ヶ月経った今でも痛がる様子もなく病院でも診てもらっても問題はなく生活出来ています。
もちまるも母親はマルチーズで父親がトイプードルです。
まとめ
マルプーの魅力と気をつけなくてはいけないところは伝わりましたでしょうか。
私自身も2頭のマルプーを飼っていて後悔したことは一度もありませんし、むしろ家にいるのが当たりませの存在になっています。
基本的には賢く頭がいいのでしつけに困ることはそこまでないので犬を飼うのが初めての方には飼いやすい犬種になると思います。
しかし気をつけなくてはいけない吠えることやパテラなどは把握しておかなければ、そうなった時に知らなかったとなってしまい、後々苦労することになります。
私も日々お世話をするのに振り回されていますが、それでも信頼してくれていることは伝わるし楽しいです。
いろいろな犬種がいるので迎え入れる際には悩み抜いてしまうと思いますが、最後の決め手は相性です。
マルプーを飼いたいと思っている方は良いことも大変なことも全て分かった上で迎え入れるとギャップが少ないと思います。
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