愛犬を可愛く撮影する為にα6400を購入して毎日のように写真を撮っています。
α6400を購入して可愛い愛犬を撮影したいと思っても、α6400を購入する方は初めてミラーレスを触る方も多いと思います。
- どんな設定をすればα6400で愛犬を可愛く撮ることが出来るのか?
- 難しい設定は分からないので、できる限り分かりやすくしてほしい
- 細かな設定は二の次でまずは可愛く撮れるようにしたい
せっかく買ったSONYのα6400も使い方が難しかったり、操作性が理解できなかったりするとα6400を使う事が億劫になってしまいます。
そうなるとスマホの方が手軽だし綺麗に撮れるしとなっていき、せっかく買ったα6400も倉庫で眠る事になってしまいます。
そんなことにならないようにα6400で可愛い愛犬の写真を手軽に撮れるような設定を最初にしておければ問題ありません。
難しい操作も必要無しで、あっと驚くような写真を撮ることが出来るようになります。
今回はα6400で室内で愛犬を撮影をする際の設定方法をご紹介します。
目次
室内で愛犬を撮る為のα6400の設定方法
室内で愛犬を可愛く撮影する為のα6400の設定方法は全部で7つです。
α6400は色々な設定が出来ますが、この7つを設定しておくだけで愛犬の可愛い写真が撮れますのでササっと設定しちゃいましょう。
- 撮影モード
- 動物瞳AF
- フォーカスエリア
- フォーカスモード
- F値の変更
- ISO低速限界 ← ポイント!
- 露出補正
細かく伝えるとこれ以上にもクリエイティブスタイルやホワイトバランス、測光なども可愛く見せる為に必要な知識です。
しかし、まずは愛犬を可愛く撮ることを目的にとしている為割愛します。
この7つ以外は今は分からなくても大丈夫ですし、難しい話も一切しませんので安心して下さい。
この7点だけ設定することで目の前にいる愛犬を可愛く撮影することが可能です。
お手持ちのα6400を今から説明していく設定通りにすることで、愛犬を撮影することが100倍楽しくなります。
α6400の設定①【撮影モード】
まずは撮影モードの設定です。
「撮影モード?撮影モードはよく分からないからオートで良くない?」と思っている方も多いと思いますが。
オートは全てカメラ任せで楽ですが、その分自分の思っている写真にならずに困ることも多いのです。
「あれ?これだとスマホで撮っているのと変わらない。」と思ってしまう一番の要因も撮影モードで失敗しているからです。
撮影モードは全部で10個あります。
室内で愛犬を撮影する際には必ずAモードを選んでください。
Aモードとは絞り優先モードといい、背景をボカした写真を撮るモードになります。
ミラーレスのα6400を購入したということはスマホではなく、ミラーレスだからこそ撮れる写真を撮りたいと思って購入した方だと思います。
ミラーレスとスマホの違いはやはり大きなボケ感ですよね。
大きなボケ感を出す為にはAモードで撮影することが一番の近道ですので、まずα6400をAモードに設定をしましょう。
α6400の設定②【動物瞳AF】
α6400の最大の武器ともいえるのが動物瞳AFの設定です。
カメラ任せで愛犬の瞳にピントを合わせてくれる機能で素晴らしい精度を持っています。
初心者でもこれを設定しているだけで、愛犬の瞳にピントが合ってくるので失敗する写真が少なくなります。
AF時の顔/瞳優先を入にし、検出対象を動物にします。
動物瞳AFの注意点
動物瞳AFはとても強力な機能ですが注意点もあります。
それはフォーカスエリアでトラッキングを選ぶことが出来ないという事です。
トラッキングとはピントを合わせたら瞬間から追尾してくれる機能のことを言いますが、トラッキングと動物瞳AFは同時に使用することは出来ません。
このことは頭の片隅入れておくだけで大丈夫です。
α6400の設定③【フォーカスモード】
フォーカスモードとはどうやってピントを合わせるのか?ということを決める為の設定です。
フォーカスモードは全部で5種類あります。
愛犬を撮影する際にはAF-CかAF-Aのどちらかを使用すればOKです。
愛犬は動き回っているところを撮影することも多いので、AF-Cを使うと効果的に愛犬を撮影することが出来ます。
絶対に動かない場面(寝顔等)だと思っていても急に動く可能性もあるので、愛犬が寝ているときの撮影はAF-SではなくAF-Aの方が良いでしょう。
α6400で撮影始めたばかりの方はいきなり色々な設定は使用できないと思います。
AF-Aを使って動かない愛犬でも急に動いてしまった愛犬でもピントが合うような設定をしておくと失敗が少なくなります。
α6400の設定④【フォーカスエリア】
フォーカスエリアとはモニター上のピントを合わせるエリアを決めておくことをいいます。
ファインダーを覗いた画角の全体からピントを合わせる為の被写体を選ぶわけではなく、自分で決めたエリアから被写体を見つけピントを合わせる為の設定です。
愛犬があまり動かない状態での室内の撮影はワイドに設定してすればOKです。
ゾーンや中央などエリアを分けて撮影しても問題はありません。
しかし愛犬の撮影を行う際には動物瞳AFで愛犬の目にピントを合わせてくれる機能があるので大丈夫です。
外などで動き回る愛犬を撮りたい時にはトラッキングも有効です。
愛犬にピントを合わせて半押ししている状態であればいくら動き回ってもピントを合わせ続けてくれます。
トラッキングは室内では使用することは多くは無いと思いますのでワイドで撮影していきましょう。
α6400の設定⑤【F値の変更】
α6400をAモードで使用する時の一番の醍醐味は、F値を自分で決めることが出来るという点です。
- F値とは絞り値
- レンズ通ってカメラに入ってくる光を制限する穴の大きさの事
絞り値?カメラに入ってくる光の量を制限?難しい!となっている方は特に覚えなくてOKです。
F値で覚えておいてもらいたいことはたった2つだけです。
- F値が小さければ小さいほどボケやすい
- F値が大きければ大きいほど周りもクッキリ映る
F値とは実際にはF1.4、F1.8、F2.5、F3.6 ~ F11 ~ F22など数字が後ろについてきます。
Fの後ろに付いた数字が小さい数字ほど背景がボケやすくなる為、出来る限りF値は小さくしておきましょう。
ではF値を出来る限り小さくすればいいと思いがちですが、付いているレンズや焦点距離(どれだけズームしているか)に応じて使用できるF値が異なります。
つまり自分で持っているレンズのF値が一番小さい状態で撮ることが出来れば、背景がボケやすくミラーレスカメラらしい写真を撮ることが出来ます。
α6400の設定⑥【ISO低速限界】ポイント
ISO低速限界が一番ポイントといっても過言ではない機能です。
ISO低速限界とは、撮影中にこれ以上シャッタースピードを下げたくない時に使える機能です。
言ってることが分からないという方はこの数字に設定さえしてしまえば大丈夫です。
ISO低速限界の説明をする前にシャッタースピードについて軽く説明していきます。
室内で通常撮影する時には撮影する際には光の量が少ないので、カメラ任せにするとシャッタースピードは遅くなります。
シャッタースピードが遅くなることで愛犬の動きを捉え続けてしまい、結果としてブレた写真が出来上がります。
しかしAモードで撮影するという事は絞り(F値)以外はカメラ任せで撮影するということですので、シャッタースピードもカメラが決めてしまいます。
ISO低速限界とはシャッタースピードをカメラ任せはするけども、シャッタースピードはこれ以上長くしないでねとカメラに制限を加える機能です。
下記にシャッタースピード・ISO感度については詳しくお話ししようと思いますが、難しいと感じる方がいたら飛ばしてもらっても大丈夫です。
ISO感度とは
ISO感度とは光をどれだけセンサーで感知しやすくするかという設定です。
ISO100やISO6400など幅広く数値が並んでいるのがISO感度で、ISO感度が高ければ高いほど光を多く感知してくれます。
ISO感度が何のためにあるかというと、室内で撮影する際には照明だけでは光の量が足らず写真が暗くなってしまう事が多くあります。
暗い写真が出来上がらないようにISO感度で光を感知する設定を高くしておき、暗い部屋でも明るく写真が撮るようにするということです。
いつでもISO感度を高くすればいいじゃん!と思う方もいるかもしれませんがそうではありません。
ISO感度が高すぎるとデメリットもあり、ISO感度は上げ過ぎると写真の色味にノイズというザラツキが出てしまう事があります。
α6400のISO感度の性能は常用ISO感度100~32,000なのでその範囲内であれば写真にザラツキは出にくいです。(もちろん撮影環境による)
出来る限り少ないISO感度で写真を撮った方がノイズが出にくいので出来る限り上げないように撮りたいです。
シャッタースピード(SS)とは
今回Aモードという絞り優先モードで撮影をするので、カメラが自動で決めてくれるシャッタースピードなので気にしなくてもいいと思いたいですが…そうでもありません。
シャッタースピードは愛犬を撮影する為には切っても切れない要素となります。
なんとなくイメージできると思いますが、シャッタースピードとはシャッターを切るスピードのことを言います。(そのまんまですいません)
- シャッターを切る
- シャッターが開く
- カメラに光が入る ← ここのタイミング
- シャッターが閉じる
- 写真が完成する
3番のカメラに光が入る時間のことをシャッタースピードといい、シャッタースピードを早くしたり遅くしたりすることで撮影できる写真が変わってきます。
α6400で使用できるシャッタースピードの数は全部で52種類あります。
あまりにもシャッタースピードが遅いと動いている犬をずっと撮り続けてしまうのでブレた写真が出来上がってしまいます。
半面にシャッタースピードが速すぎると光を取り込む量が少なくなり暗い写真が出来上がってしまいます。
目安となる数字を意識してシャッタースピードを決めていきましょう。
α6400の設定⑦【露出補正】
露出補正は写真の明るさを意図的に変えるために使います。
α6400で撮った写真をスマホに送って見ると、「あれ?暗くない?」と思う事も多くありますが、そんな時には露出補正をすることが必要です。
写真の明るさもカメラが自動で判断して明るさを決めているので自分の理想としている明るさにならない事が多々あります。
愛犬が元気いっぱいの姿を撮ったから明るく映って欲しいというときに、露出補正を使用して明るさを撮影者が好きに決めることが出来ます。
設定する数値としては明るめに取りたいのであれば+0.3~+1.3くらいの間に収めておくと写真が明るく撮影することが出来ます。
明るくしたいからといって露出補正を上げ過ぎると白飛びといって一部分が全て白くなってしまうので注意が必要です。
α6400で撮影した愛犬マルプーの作例
α6400で愛犬マルプーの室内での撮影した写真です。
α6400にTAMRON17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)で撮影した写真になり、特に写真は編集無しのJPEG撮って出しの写真になります。
ブログ用に圧縮しているため画質が少し下がっていますが、色合いなどは未加工なのでそのままの写真になります。
- 撮影モード Aモード
- 動物瞳AF 有(動物瞳AF)
- フォーカスエリア AF-C
- フォーカスモード ワイド
- F値の変更 F2.8
- ISO低速限界 ISO250
- 露出補正 +1.3
カメラとレンズを7つだけ設定するだけで、ここまで綺麗に撮ることが出来ます。
まとめ
愛犬を可愛く撮影する為に必要な7つの設定は難しい事は無く、簡単にできる設定でした。
- 撮影モード
- 動物瞳AF
- フォーカスエリア
- フォーカスモード
- F値の変更
- ISO低速限界 ← ポイント!
- 露出補正
α6400で撮影する時には、まずこの7つの設定をしておくことで愛犬を可愛く撮影することは難しくありません。
特に重要なのはISO低速限界を行っておくことでシャッタースピードの下限値が決まるので、愛犬がブレることなく撮影することが出来ます。
7つの設定での撮影に慣れてきたところで、SモードやMモード、色味の設定のホワイトバランス、クリエイティブスタイルを少しずつ自分なりに変えていき自分らしい写真を撮ることが出来るようになっていきましょう。
α6400を買ったばかりの方については、この7点を意識した上で愛犬を可愛くたくさん撮っていきましょう。
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