ペットを飼う方なら愛犬にメスを入れる避妊手術・去勢手術はどうしても行うかどうか悩む部分ですね。
病気や怪我を患っていない限り、飼い始めて初めて行う手術が去勢・避妊手術だったという方も多いのではないでしょうか。
どちらの道を選んだとしても飼い主さんも愛犬も後悔が無い選択をしたいものです。
犬を飼うなら去勢・避妊は必ずやらないとダメといった声が昔からあるのも事実です。
そんな方の為にぽてまるが行った避妊手術の経験をお伝えします。
・愛犬の避妊手術を受けるか悩んでいる方
・避妊手術の費用を知りたい方
・避妊手術のその後を知りたい方
目次
避妊手術のメリット・デメリット
そもそも愛犬の避妊手術を行うことで愛犬のメリット・デメリットを把握しておく必要があります。
細かいお話は割愛しますが以下のような項目について検討をした方が良いでしょう。
愛犬の避妊手術を行う時期
一般的に調べると月齢6ヶ月~8ケ月や、長い所では12ヶ月までに受ければいいと書かれていることが多いです。
もちろん個体差もあるので一概にはここまでにということは断言できませんが、避妊手術を行う時期として適切なのは初めての発情を迎える前までです。
メリットの部分にも記載してありますが、乳腺腫瘍は初めての発情期を迎えるまでに行うと99%発生を抑えることができると言われています。
メリット
- 予測していない妊娠を防ぐことができる
- 乳腺腫瘍の発生の低下、子宮蓄膿症等の病気を予防することができる
- 発情のストレスを軽減できる
- 生理トラブルがない
デメリット
- 全身麻酔の為、100%安全ではない
- 繁殖に使うエネルギーが無くなる為、体重が増える傾向にある
- 避妊手術は保険を使えないことが多く、費用が高い
愛犬ぽてまるの避妊手術
メリット・デメリットを踏まえて真剣に考えた結果、避妊手術をすることにしました。
やはり一番の理由は予測していない妊娠をさせたくない事が大きかったです。
ぽてまるは当初では8か月目に行う予定でしたが気管支炎になってしまった為、急遽延期し9ヶ月目に避妊手術を行いました。
1ヶ月治療を行い完治したことを確認したうえで避妊手術を行いました。
避妊手術のスケジュール
手術当日の午前中に来院し手術をして1日入院、翌日退院で1泊2日の入院で帰ることになりました。
動物病院によって入院日数は様々で大多数の病院は「当日退院」か「翌日退院」の2パターンになるのでかかりつけの病院と相談になります。
ちなみに手術前日の夕ご飯から翌日手術までは絶食になりますのでご注意をしてください。
手術方法(埋没縫合)
ぽてまるは埋没縫合で行っていただきました。
埋没法とは時間が経過すると溶けて体内に残らない縫合糸を使用して皮膚を縫合する術式です。
金額は3,000円上がりますが、埋没縫合でやることでエリザベスカラー・術後服が不要ということでストレスを極力与えない方法で行いました。
普通縫合で行う場合には抜糸もあるので8日~14日後に動物病院で傷口を見てもらい抜糸の流れになります。
抜糸にも1,100円の費用がかかることや愛犬がエリザベスカラーなどでストレスがかかることも埋没縫合を選んだ要因の一つです。
実際のかかった金額
実際にかかった金額になります。
内金もあったことや急遽尿検査を実施した事もあり、それらを考慮すると避妊手術の総額では37,400円となります。
その他の血液検査等は行わなかったので34,000円と消費税で行えました。
退院後の様子
退院後3日目
普段通りで元気ですが、お腹を気にする素振りが多い上に傷口を舐める動作もあった為、腹巻を購入し舐めないように身に着けています。
腹巻は通気性も確保されていないので常時着させることはしませんでした。
出血は少しありましたが、本人は痛がっている様子もなく気にしているだけといった印象でした。(出血もあり写真は載せておりません。)
退院後2週間目
動きは普段通りはもちろん、室内を走り回ったり食事も食欲旺盛でした。
傷口を見てみると手術した場所はもちろん分かりますが、出血もなく綺麗にふさがっています。
ぽてまる自身も気にしている様子もなく、散歩にも連れていけるくらいになりました。
まとめ
飼い主さんの考え方次第で愛犬の一生が決まります。
今回避妊手術をするにあたり、動物病院の先生方とは手術のリスクや術後の気をつけること等を沢山お話をしました。
去勢に関しても同じことが言えますが、どちらを選択しても後悔が無いような決断をすることが重要な事です。
愛犬のことを考えてどうすれば自分も愛犬も幸せかを考えて決断をして欲しいです。
今どうするか悩んでいる方がいらっしゃったら少しでも参考になればと思います。
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