危険犬種と呼ばれる性格に特徴があり、大きい体をしていてヒトに怪我をさせてしまう犬種が存在しているのはご存じでしょうか?
国ごとに法規制されていたり、飼い方が決められていたりと決められた厳格なルールの中でのみ飼うことが出来る犬種も世界にはたくさんいます。
日本では危険と判断されている犬種がいるのか、もしくは規制されている犬種はいるのか、など明日話したくなる雑学をお伝えいたします。
もし読んだら次に日には誰かに話したくなりますよ?
目次
世界の危険犬種
世界には危険犬種としてある犬種を飼う事を禁止しているという国もありますのでご紹介します。
イギリスは1991年に危険犬種法(Dangerous Dogs Act 1991)が制定されて、特定の4犬種の繁殖・販売・交換等を禁じられました。
その4犬種がアメリカンピットブルテリア、土佐犬、ドゴアルテンティーノ、フィラ・ブラジレイロになります。
例外を除いては飼う事も禁止されており、外に連れていく際には口輪を着用し引き紐を付けることを義務付けらています。
続いてフランスは国際畜犬協会に登録されていない種類は入国禁止、並びに闘犬種だけではなく血統書がない犬については国に入るも出来ません。
その他のペット先進国と言われている、オーストリアは11犬種、デンマークは13犬種、ポルトガルは7犬種が危険犬種として定められています。
さらにいうと、ペット先進国ともいわれているスイスでは犬を飼う為に勉強してライセンスを取得しないと犬は飼えませんし、ドイツにもライセンス制はあり危険犬種を飼う為には取得しなければ飼えません。
危険犬種は日本では存在しない?
実は日本ではペットとして飼えない犬はいませんし、危険犬種として法的に規制がある犬はいないことはご存じでしょうか?
動物愛護管理法で特定動物を指定して規制をかけている生き物は数多くいますが、ペットして飼う犬においては規制されている動物はいません。
海外に比べてまだまだ規制が厳しくないのが日本のペット事情に感じてしまいますね。
法律的には規制がなくても、日本の4都市では条例として犬を飼う上で制限をかけている犬種がありますのでご紹介いたします。
札幌市
札幌市では特定犬を飼う場合には頑丈な檻や囲いの中で飼育して扉には施錠をしなくてはなりませんし、鎖などで繋げる場合には容易に近づけないようにしなくてはいけません。
さらに特定犬を飼っていることを周りに分かるように表示しなくてはいけません。
茨城県
茨城県では特定犬に指定した犬種を飼う場合にはおりに入れて飼育しなければなりませんし、飼育場所の見やすい場所に特定犬の標識を貼っておかなければなりません。
水戸市
茨城県の中でも水戸市は市の条例でも規則があり、飼育している場所の出入り口等見やすい場所に特定犬の標識を貼らなくてはなりません。
参照 水戸市特定犬について
佐賀県
佐賀県も茨城県同様におりの中で飼育しなくてはいけませんし、特定犬の標識を入口付近の見やすい所に設置しなくてはいけません。
参照 佐賀県 特定犬(土佐犬など)の飼い主の方へ
日本でも法規制は必要なのか?
特定犬の法規制は自治体ごとになっていて国として統一化されていない現状ですが、今後ペット先進国同様に規制は徐々に進められていくと思います。
特定犬の取り扱いについては、ヒトに危害が加わってからでは遅いからこそある程度の管理は必要になってくるとは思いますが、特定犬がストレスなく生活できるかどうかも重要です。
檻に入れるなんて可哀想だという声も聞かれることもありますが、飼い主の方が特定犬を入れる檻のスペースを広く準備してあげることが出来れば問題なく運動できるスペースは確保できると思っています。
俯瞰で見て特定犬に対してしつけも出来てれば襲う事も少なく済みます。
どちらかというと特定犬というよりは、犬を飼っている方の資質の問題の方が大きいのではないでしょうか?
そこでスイスやドイツのように犬を飼う為にはライセンス制を導入する事などは必須になってくると感じますし、動物愛護の観点から日本でも犬のマイクロチップの登録義務化も令和4年6月から施行となるので法整備は進んでいます。
すでに飼っている犬の場合には努力義務の状況になっていますので、必ず行うことで万が一迷子になってしまった場合にも見つかる確率があがることになりますのでマイクロチップは行う必要はあります。
ペット先進国では犬税やペットショップの禁止等の先駆けた取り組みを行っているので、日本でも今後先進国のように進めていけるように願っています。
まとめ
世界の特定犬事情と日本の特定犬に対する違いは大きいものでしたし、土佐犬など日本の犬が世界では危険犬種として認定されていることにも驚きです。
世界では飼う事や繁殖することも禁止されている犬種も多くいて厳しい規制がある分、犬を連れて入れる商業施設なども多くあり生活の一部となっている事が多いです。
日本では犬と一緒に入れる商業施設が少ない分、犬と一緒に入れる施設は一種の差別化できる状況ですので商業施設ごとにアピールポイントとして打ちだしをしているような状況です。
まだまだペットには動きにくい日本ですが、いつか規制の中でも自由に動き回れる社会が出来てくると嬉しいですね。
明日話そう犬の雑学:世界一大きな犬種と世界一小さい犬種とは何か?
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