マルプーを飼おうとしている方にとって成犬時の大きさや体重の推移、毛質などはしっかりチェックしておきたいですよね。
子犬の頃はとても小さく可愛らしくても、成犬になった時にどれくらいの大きさ・重さになるのかは想像がつかないと思います。
「子犬と成犬だと全く違う顔になってしまうの?」と疑問に思う方も多いいると思いますし、実際に成長していくと大きく顔立ちも変わってきます。
全く異なるタイプのマルプーを2頭飼っている経験からどれくらいの期間で体重や顔立ちが変化していていくのかなど経験談も含めてご紹介します。
目次
マルプーとはどんな犬?
マルプーとはマルチーズとトイプードルのミックス犬です。
- ミックス犬 → 純血種 × 純血種
- 雑種 → 純血種 × ミックス犬 or 雑種
- 雑種 → ミックス犬 or 雑種 × ミックス犬 or 雑種
ミックス犬と雑種には違いがあり純血種同士の子供がミックス犬と呼ばれていますが、それ以外については雑種と分けられています。
トイプードルとマルチーズがどちらが父親でどちらが母親でもこの犬種の組み合わせでは生まれてきた子供はマルプーになります。
物覚えが早く、賢い
マルプーは一般的に賢いと言われていて、「まて」「おすわり」などの簡単なしつけやコマンドなどは覚えるのは早い方です。
飼い主さんの覚えてもらいたいことを理解して実行してくれる頼りになる存在でもあるマルプーですので、犬を飼ったことのある方からするとしつけは簡単と思ってもらえます。
もちろん犬を飼うことが初めての方は戸惑うことも多いと思いますが、他の犬種に比べても大変さは少ないのではないかと思います。
とにかく好奇心旺盛
特にトイプードル寄りのマルプーには多いですが、とにかく好奇心旺盛で遊びが大好きです。
もともと犬が好きで飼う方ばかりだと思いますので、そのような方には理想の愛犬になり得るのがマルプーです。
しかしながらどんな時にも遊びたがることが多くあるので飼い主側がある程度でやめないとずっとやってくれると勘違いしてしまいます。
マルプーの子犬の体重・大きさ・毛質
仔犬の場合には、月齢2ヶ月〜3ヶ月で体重は1,000g~1,500gが多い
迎え入れた直前のマルプーの生後2ヶ月のぽてまると生後3ヶ月のもちまるの姿です。
この時の体重がぽてまる1,300g、もちまる1,400gで手のひらに乗るくらいの大きさでとても軽く、何でも興味津々であっちこっちに動き回っていました。
ぽてまるは顔立ちも毛並みも綺麗で整っている顔をしていて、引っ込み思案であまり動きたがらない女の子でした。
毛色はアプリコット、毛質は既にクルクルしたトイプー寄りで可愛さが引き立っていて、モデル犬のような雰囲気がありました。
もちまるは同室した子と戯れ合うのが好きで、相手の子が飽きても構わずに遊びに付き合わせてしまうといった強引な女の子でした。
毛色はホワイト、毛質はぽてまるとは異なり直毛タイプでクルクルすることは一切なくどちらかと言えばマルチーズ寄りの毛質でした。
マルプー成犬の体重・大きさ・毛質
成犬になると体重は2kg~5kgくらいまで成長
成犬に近づくにつれて体はもちろんですが、丸みを帯びた顔立ちからだいぶはっきりとした顔立ちに変化していきます。
体重は2kgから5kgくらいまでの幅で成長を続けていきますが、ミックス犬については成長してどれくらいの大きさに成長するか正直予測が出来ません。
父親と母親の体重が分かっていればどちらかに近くなることは多いですが、それでも両親の体格よりも大きくなる子も普通にいます。
2022年8月現在で左のもちまる1歳3ヶ月で3.8kg、体長28cm、右のぽてまるが1歳5ヶ月で4.8kg、体長31cmです。
飼い始めた当初は3kgくらいに収まるのではないかとペットショップの店員さんとも話してましたが見事に超えました。
ちなみにTwitterでのフォロワーさんと比べても、マルプーの体重としては平均より少し重いくらいの体重くらいです。
中には3kgに届いていない小柄のマルプーもいますし、6kg超えている大きめなマルプーもいますので本当に千差万別といった感じです。
トイプードル寄りのマルプーは服装に注意
トイプードル寄りのマルプーについてはクルクルした毛質の都合上、服を着させる時は注意が必要です。
もちろんマルチーズのように毛質が真っ直ぐに近いワンちゃんについても言えますが、クルクルした毛質のトイプードル寄りのマルプーの方が服を着させることで毛玉が出来やすくなります。
特に冬場などは寒いので服を着させることも多くあると思いますがこまめに脱がないと毛玉が出来てしまい、愛犬が辛い思いをしてしまうことにもなります。
愛犬には服を絶対に着せたいと思っている方は毛質もチェックしてみてください。
マルプーの体重の増え方と顔立ちの変化
月齢 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 5ヶ月 |
ぽてまる | 1,300 | 1,520 | 3,240 |
もちまる | – | 1,400 | 2,360 |
月齢 | 7ヶ月 | 10ヶ月 | 12ヶ月 |
ぽてまる | 4,000 | 4,400 | 4,500 |
もちまる | 3,240 | 3,500 | 3,800 |
月齢 | 1歳 3ヶ月 | 1歳 5ヶ月 | |
ぽてまる | 5,000 | 5,000 | |
もちまる | 4,000 | 3,900 |
- 7ヶ月までは急激に体の成長が見られ大きくなる
- 7ヶ月以降は緩やかに成長し大きさ決まってくる
成長スピードとしては2頭とも7ヶ月までは急激な成長をしていき7ヶ月を過ぎると緩やかな成長に切り替わりました。
さらに満1歳になるとマルプーの体が成長も大きくは止まり、体重は一定になります。
成長スピードについては育てていく途中にも体感できて、抱っこした感覚でも違和感を感じるくらいの違いになります。
小さい時には病気や怪我もしやすいので動物病院に行くことも多く、動物病院によっては毎回体重を測ってくれるところも多いため愛犬の体重を把握しやすい環境下にもなります。
顔立ちの変化
ぽてまるともちまるの月齢と共に変わっていく顔立ちの変化ですが、ぽてまるは毛質の変化が大きく、もちまるについてはマズルの変化がありました。
幼い顔立ちだったぽてまるですが1年でマズルは少しだけ伸びただけでトイプードルとマルチーズのちょうど間くらいの長さで落ち着いています。
毛質が幼いことはウェーブくらいのうねり具合でしたが、大きくなるについてウェーブの度合いが強くなりトイプードルのようにクルクルした毛質になってきています。
対してもちまるはマズルが伸びてトイプードルに寄った鼻の長さになっています。
毛質については直毛に近かった状態がそのままの毛質で大きくなっているのでマルチーズよりは変わっていません。
2頭とも毛色は成長してもほとんど変わりませんでしたが、唯一ぽてまるの毛色が若干薄くなり茶色に近い濃いめのアプリコットではなく薄めのアプリコットになりました。
小さい時こそたくさん写真を撮る
子犬のスピードは驚くほどに早いですので、たくさん触れ合って写真などの記録に収めておいてください。
遊んであげたり、しつけを教えたり、コマンドを覚えさせたり、病院行くことも多いし、混合ワクチン・狂犬病ワクチンを受けなければいけない等、子犬で迎えてから落ち着いて生活できるようになるまでは長い時間がかかります。
やることに追われて写真や動画を撮っていないと、成長が緩やかになり生活に余裕が出てきた時に後悔します。
まとめ
今回は2頭の子犬から成犬になるまでのマルプーの体重の変化や顔立ちの変化を比べてみました。
- 体重は7ヶ月までは急激に変わる
- 1歳になると体重も落ち着き一定になる
- 毛質・毛色などの顔立ちは若干の違いはあるものの大きく変わりはない
- 直毛に比べクルクルした毛質の子の方が毛玉が出来やすい
これからもぐんぐん成長していくと思いますが、特に1年以降は大きな変動が見られないのでほぼ大人の犬になりました。
マルプーはミックス犬ということもあり、誰に聞いてもどれくらい大きくなるかは分からないですし、予想もつきません。
しかしある程度のイメージをしてからマルプーを迎え入れるだけで日々の成長が楽しめると思いますので、これからマルプーを飼おうとしている方は参考にしてみてください。
愛犬の食事事情はとても重要ですので、マルプーにあったご飯を選んで与えましょう。
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