愛犬を飼い始めて1年くらい経つと、飼い主さん自身では初めて狂犬病予防接種を経験するのではないでしょうか?
最初に迎え入れる時にはペットショップで、もしくはブリーダーさんの方でやってくれている可能性もあり、その場合にははじめてに狂犬病予防接種になりますね。
受けることは知っているけど、どうすればいいのか分からないと言った方も多くいると思いますので、今回は狂犬病予防接種の2回目以降の受け方についてご説明いたします。
これを見れば狂犬病予防接種は不安に思う事もなく、スムーズに愛犬の健康を守れます。
目次
狂犬病予防接種とは
狂犬病予防接種は法律で義務付けられていて、年に1回必ず愛犬に必ず接種させなければいけません。
理由としてはわかりやすく書かれているところがありましたのでご覧ください。
狂犬病とは、人を含めたすべての哺乳類が感染するウイルス感染症です。
人が感染すると、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、疲労感といったカゼのような症状で始まり、咬まれた部位の痛みや知覚異常を伴います。興奮や不安状態、錯乱、幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状を引き起こし、最終的には昏睡からの呼吸停止で死に至ります。発症するとほぼ100%死亡します。
ALL動物病院 行徳 狂犬病予防接種だけ義務があるのはなぜか解説します!
犬が狂犬病に疾患した上でそこからヒトに感染することが多く、一度でも発症していまうとほぼ100%死亡するという重度のウィルス感染症です。
狂犬病の一番怖いところは現段階では治療法がない、という事です。
日本も以前は例外ではなくヒト・犬はもちろんのこと、他の動物も含めて被害が甚大でしたが、昭和25年8月に狂犬病予防法を発令してからは大幅に減少しています。
なお現在は日本では狂犬病は発生していませんのでご安心ください。
それくらい狂犬病予防接種は犬を飼っている方にとっては重要なことになりますので忘れないようにしていきましょう。
犬の登録のやり方
狂犬病予防接種を1年に1回受けることを義務付けているので、忘れずに接種しなければいけませんが人間ですから忘れてしまうこともあるかと思います。
そうならないために狂犬病予防法では犬を飼い始めてから30日以内に市町村への犬の登録を義務付けられていて、一度登録すれば更新等はありません。
犬の登録にかかる金額は1頭あたり3,000円、2頭で6,000円となっていき、犬の登録を済ませると鑑札が発行されますので愛犬の首輪などにつけて無くさないようにします。
鑑札は犬を登録する市町村によってデザインが違い特色が出ていますので一度チェックしてみてください。(もちろん登録できるのは住所のある市町村です。)
なおペットショップやブリーダーさんから迎え入れた方は狂犬病予防接種や混合ワクチン接種は状況に応じては既に済んでいることもあるかと思いますが、犬の登録は100%で飼い主が行うことになります。
愛犬を迎え入れた場合には犬の登録は忘れる前に済ませておきましょう。
引越しをした場合
引越しをして住所が変わった場合には必ず市町村に申請をしなくてはいけませんが、費用はかかりません。
住所変更の手続きのみで終了になります。
同じ市町村内でも異なる市町村でも住所が変更になった場合には、必ず必要になりますので忘れずに行うようにしていきましょう。
狂犬病予防接種を受けよう
飼い始めて初めて自分で狂犬病予防接種を受ける方は、受けるのは分かるけどどうしたらいいか分からないといった方も多いと思います。
まず4月上旬になると市町村の役場から狂犬病予防接種の封書が届きますので、届いたら狂犬病の予防接種の時期になったと把握しましょう。
その封書は1頭あたり1通で予防接種の申請書が入っていて、その他にも集合接種の案内が入っている場合があります。
狂犬病予防接種は2通り接種方法があり、個人で動物病院に受けに行くやり方と集合接種に行くやり方があり好きな方で接種してもらえれば大丈夫です。
2022年4月時点のコロナ状況では市町村によっては集合接種を行なっていない市町村もありますので、各市町村のホームページでご確認ください。
なお厚生労働省は狂犬病予防接種は毎年4月~6月までに接種をするように呼び掛けていますが、これは期間を明示することで接種率を高める狙いがあります。
- 狂犬病予防接種は接種後1年未満でも受けることができる(獣医師に相談)
なお狂犬病予防接種は一番最初に受けるタイミングは生後91日以降は受けなければいけないと義務付けられている為、最初の接種タイミングの時期は生まれた時期によりバラバラです。
しかし1年経たなくても狂犬病予防接種は受けることが可能ですので、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。
例えばもちまるの場合には生まれてから一番最初に受けた狂犬病予防接種は2021年10月でしたが、2回目は2022年4月に受けています。
狂犬病予防接種の金額
今回ぽてまるともちまるの2頭受けたので、1頭当たり3,000円の注射済票500円の3,500円かかりましたが、市町村や動物病院により金額は異なるので予め確認しておくといいと思います。
狂犬病予防接種を受けると証明として注射済票が発行されますのでこちらも首輪やハーネスにつけて無くさないようにします。
市町村によりデザインや形などは異なりますが、プレート型が多く無くさない為の仕様になっていますので忘れずに保管や装着をしましょう。
この注射済票については、本年の3月2日~31日までに狂犬病予防接種を受けている場合には、翌年度分の注射済票を発行してもらえますので、特に仔犬で迎え入れた場合には多いので覚えておくといいと思います。
狂犬病予防接種を受ける時間
狂犬病予防接種を受ける時間ですが、動物病院の営業時間内で早い時間に行くことをおすすめします。
理由としては予防接種ワクチンの副反応が稀に出る子がいますので、健康状態に異常が起きた場合にすぐに対応できるように朝イチに受けに行き、その日様子を見るくらいの気持ちでいた方がよいでしょう。
もちまるは最初の狂犬病予防接種の際には受けて20分後に嘔吐をしてしまったことがあり、そのままもう一度動物病院に行き処置してもらったことがあります。
早めに行くことで異常が出ててもすぐに動物病院に行くことが出来て処置できたことがよかったことですぐに元気を取り戻しました。
まとめ
狂犬病予防接種は毎年1回、4月~6月までに必ず受けなければいけない予防接種になりますので忘れずに行いましょう。
犬の登録を市町村にしておくことで4月上旬には封書が届きそれを持って注射を受けに行くことができますので安心です。
予防接種をしないことで狂犬病の発症リスクが格段に上がり、ヒト・犬共に危険な状態になってしまう可能性が高いです。
困った事があった場合にはかかりつけの獣医師の方に相談してみるのも良いでしょう。
狂犬病予防接種をしておかなければドッグランやお出かけなどに遊びに行くことも出来なくなりますので、愛犬の健康と飼い主の安全を守る為に毎年1回予防接種を受けるようにしていきましょう。
コメント